塾長

お疲れ様です!
1級鳶技能士・現役役員の足場屋とうちゃんです。
今回はですね。足場・塗装工事における
「愛車を守るための防衛術と現場ルール」をプロの目線で徹底解説します!

「外壁塗装中、敷地内のガレージに車を停めたままにしたいのだが?」

「足場を組むために車を移動させる場合、近隣のコインパーキング代は誰が払うのかな?」

「お気に入りの車に養生シートをかけていたら、風で擦れて傷がつかないか心配…」

外壁塗装や屋根工事が決まった際、毎日の生活に直結する大きな悩みが「車(マイカー)の管理と移動」ですよね。

ガレージと外壁の距離が近い戸建て住宅では、車を置いたままだと足場が組めなかったり、高圧洗浄の水やペンキが飛散して愛車を汚してしまうリスクがあるんです。

結論!

「車を移動させる必要があるか?」「移動時の駐車場代を誰が負担するか?」は、
契約前の現場調査(現調)で業者と明確に取り決めておけば100%トラブルを防げます。

外壁塗装・足場工事中に車に関するトラブルが多発する3つの原因

外壁塗装・足場工事中に車に関するトラブルが多発する3つの原因を解説するアイキャッチ画像。足場と飛散防止ネットが張られた住宅の駐車場に停められた銀色の乗用車と、「1. 塗料の飛散」「2. 落下物の接触」「3. 移動・接触キズ」の3つのトラブル原因がアイコン付きリストで描かれている。
外壁塗装・足場工事中に車トラブルが発生する3つの主原因(ペンキ・塗料の飛散、鉄粉・塗料かすの落下、移動に伴う接触・傷)と、愛車を守るための事前対策・ポイントを分かりやすく解説します。

現場で実際に起こりやすい車周りのトラブル3は↓

高圧洗浄水や塗料(ペンキ)の飛散

外壁の高圧洗浄時の泥水やコケ、スプレー・刷毛から風に乗って飛散した細かな塗料粒子(ミスト)が車に付着するトラブルです。肉眼では見えにくい小さな粒状の塗料がボディやガラスに固着し、洗車では落とせなくなります。

足場部材搬入時の「接触・擦り傷」

狭いガレージ横に鉄パイプや足場板を搬入する際、職人の手元が狂って車のボディに当たってしまう物理的な事故です。
ですので、車はできるだけ移動してもらえると助かります。

車にかける「養生カバー」による擦れ傷

「車カバーをかけておけば安心」と思われがちですが、風が強い日に不適切なカバーをかけていると、カバーとボディが擦れて目立つ「線傷(磨き傷)」が入ることがあります。

【疑問解決】工事中の「移動用駐車場代」は施主?業者?どっちが払う?

外壁塗装工事の時に施主さんの車が停めれるように、足場を細工してある。
車が停められるように駐車場を確保

足場設置や塗装作業のために敷地内から車を移動させ、近隣の月極駐車場やコインパーキングを一時契約する場合、「その費用は誰が支払うのか?」という疑問について。

パターン駐車場代の負担者理由と現場の標準ルール
事前のお見積書に含まれている場合業者負担(工事費に込)現調時に移動が必要と判断し、見積書の「仮設工事費」や「雑費」に計上されているケース。
事前の取り決めがない場合施主負担になるケースが多い見積書に記載がなく、施主様の判断で自発的に移動させる場合。
施工ミス等で当初より工期が伸びた場合業者負担業者側の都合で足場解体が遅れ、予定期間を超過した分の駐車場代。

【プロの助言】一番良いのは「見積もり提示の段階」で確認すること!

契約後に「駐車場代を出してほしい」と交渉すると揉める原因になります!
現場調査の段階で「車は退避させる必要がありますか?その場合の駐車場費用は見積もりに含まれていますか?」と担当者に直接確認しておくのが一番確実です。

愛車と「隣家の車」を守るための正しい車養生(車カバー)知識

外壁塗装時に塗料が飛び散り隣の車や、自分の車に塗料が飛び散らないように車にカバーをかけている。
外壁塗装時に車のカバーを付けている

車を敷地内に停めたまま工事を行う場合、または隣家の車が工事現場に近接している場合は、「車養生(不織布・ポリエチレン製の専用カバー)」を行います。

【プロが行う正しい車養生のポイント】


・裏地が不織布(柔らかい布)になっている車専用カバーを使用する
・風でバタつかないよう、車体の下部を紐やクリップでしっかり固定する
・日常的に車に乗る施主様の場合、着脱しやすいようにカバーの仕様を工夫する

隣家の車への配慮も絶対に忘れてはいけない!

トラブルになりやすいのは、自社・自邸の車だけでなく「隣の家の車」です。
風向きによっては隣家の車に塗料が飛散する可能性があるため、優良な足場・塗装業者であれば、事前の近隣挨拶の際に「お隣様の車にも養生カバーをかけさせていただけるか」を丁寧に確認します。

【施主必見】着工前に業者と確認しておくべき「車・駐車場チェックリスト」

工事前に業者と駐車場の確保の確認
着工前に車・駐車場の確認

工事が始まってから後悔しないために!

以下のチェックリストを活用して事前確認を行ってください。

  • [ ] 敷地内に車を停めたまま足場組立て・塗装作業が可能か
  • [ ] 車を移動させる場合、移動先の駐車場手配と費用負担はどちらが行うか
  • [ ] 日常的に車を使う場合、出庫時のカバー取り外しルールはどうなっているか
  • [ ] 使用する車養生カバーは「傷がつきにくい不織布タイプ」か
  • [ ] 隣家の車への養生確認と挨拶が済んでいるか
  • [ ] 万が一、車に塗料付着や傷がついた場合の保険(賠償責任保険)に加入しているか

【FAQ】車と足場・塗装工事に関するよくある質問

Q1. もしも車に塗料が付着してしまった場合、どうやって補償されますか?

A. 施工業者の「請負業者賠償責任保険」でコーティング施工やコーティング再施工・磨き費用が全額補償されます。

Q2. 毎日通勤で車を使うのですが、カバーは毎日自分で外さなければいけませんか?

A. 朝の出庫前に職人が外す、または施主様が簡単に着脱できる特殊カバーを用意してもらえます。

毎日車を使う旨を作業指示書に記載してもらい、職人とコミュニケーションを取っておくことで、ストレスなく出し入れが可能です。
基本!作業開始時に付けて帰るときに外します。

まとめ:外壁塗装中の「車の移動・ペンキ飛散」!
現場調査での「車の確認」が愛車と近隣関係を守る!

外壁塗装中の車のトラブルは、施主様にとっても業者にとっても大きなストレスになります。

しかし、現場調査の段階で「車の移動の要否」「駐車場代の負担」「適切な車養生」の3点を取り決めておけば、大切な愛車を守りながら安心して工事完了を迎えることができます。

愛車の保管や移動について不安な点があれば、遠慮なく現場調査の際に担当者へ相談してくださいね!

ご安全に!

ABOUT ME
gaten-touchan
はじめまして!当ブログを運営している「足場屋とうちゃん」です。 現場歴25年。20歳の頃に何も分からずこの世界に飛び込み、現場の泥にまみれ、大規模現場から町場の戸建てリフォームまで、数え切れないほどの足場を組んできました。現在は現役の役員として、品質とお客様対応、安全第一のタクトを振っています。 私生活では、家でおしゃべりが止まらない「3人の娘」に囲まれて暮らす、ただの3姉妹のひつじです(笑)。 💡 なぜ、俺がこのブログを書くに至ったのか? 外壁塗装やリフォームの見積もりを見て、「足場代、高すぎるでしょ…」とビックリしたり、「足場無料キャンペーン!」という怪しい営業に不安を感じている施主さんをたくさん見てきました。 業界の裏も表も25年間知り尽くした人間として、「一般の人が絶対にダマされないためのリアルな知識」を、どこよりも分かりやすくお届けしたくてこのブログを立ち上げました。 同時に、「足場屋って怖そう…」というイメージをひっくり返したい!令和の時代に、ガッツリ稼げて、誇りを持って働ける「カッコいい職人」を一人でも増やしたいという思いで、現場の裏側も赤裸々に発信。 足場屋がやりやすい足場ではなく足場の上で作業する人がやりやすい足場を、あなたの街の改修現場へ。 「足場が変われば、家づくりが変わる、未来が変わる。」 現場のこと、お金のこと、塗装屋さんの良し悪しまで、現役役員の「ここだけの本音」をどんどん暴露していくので、ぜひフォローしてチェックしてくださいね!現場のリアルnow!