【現役役員直伝】足場で隣の家とトラブル!?境界線の隙間問題と失敗しない近隣挨拶

こんにちは・こんばんわ!
1級とび技能士・現役役員の足場屋とうちゃんです。
今回は25年の現場経験から、隣家とのトラブルを防ぐ
「足場の知識」と、施主様が知っておくべき「近隣配慮のポイント」を解説します!
「うちの敷地と隣の家の隙間がすごく狭いけれど、足場は組めるのかな…?」 「足場が隣の敷地にはみ出したら、お隣さんに怒られないか心配…?」
外壁塗装工事やリフォームを検討する際、費用や品質と同じくらい
施主様を悩ませるのが「ご近所(特に隣家)とのトラブル」です。
家と家の距離が近い日本の住宅事情では、足場工事や塗装工事が原因で、それまで仲良かった隣家とその後の近所付き合いに亀裂が入るケースが実際に存在します。
結論!

どれだけ隙間が狭くても、正しい現場調査と事前の丁寧なご挨拶・手配さえ行えば、近隣トラブルは防げます。
足場設置で「隣の家」とトラブルになる原因TOP3

現場で実際に発生しやすい近隣トラブルの多くは、以下の3つです。
敷地の境界線が狭く、足場やメッシュシートが「越境(隣の敷地に入る)」する
隣家との境界線が50cm未満の場合、足場の部材や飛び散り防止のメッシュシートが物理的に隣の敷地(空中越境)へはみ出すことがあります。
事前の説明がないまま越境して部材を組むと、組んだ後にクレームになることが多い!

お隣同士お互い様なので 事前挨拶大事です。
工事中のホコリ・塗料飛散、隣の車への被害
足場を組む際の布板(人が乗る板)のホコリや、塗装作業中や高圧洗浄の水跳ねが隣家の車や外壁、洗濯物にかかってしまうケースです。
挨拶や説明なしに突然工事が始まる
「明日から足場を組む」という連絡が直前やその日に届いたり、施工業者からの挨拶がないまま大きなハンマー音(組み立て音)が響いたりすると、お隣様の不満が一気に爆発します。
隣との隙間が50cm以下でも大丈夫?「狭小地足場」のプロの技術

建築基準法や民法では「建物を建てる際は境界線から50cm離す」という規定(民法234条)
がありますが、古い住宅街や都市部では敷地同士が数センチ〜30cm程度しか離れていないケースが多々あります。

「こんなに狭くて足場が組めるの?」と不安になりますが、プロの足場屋には狭小地の組み方があります。
・狭小地専用の小スペース用「クサビ式足場」部材を使用する
・1本立ち(単管)と幅狭ステップを組み合わせた特殊設計
・隣家の許可を得た上で、敷地を数cm借りて安全に組み上げる
2023年4月の民法改正(民法209条)により、隣地の所有者の承諾を得て一時的に隣地を使用する権利(隣地使用権)がより明確化されました。
しかし!
法律論をかざす前に大切なのは「現場での誠実なコミュニケーションとご挨拶」です。
【トラブル防止】工事前に施主様・業者が行うべき「3つの準備」

お隣様との関係を良好に保ち、気持ちよく工事を終えるための具体的な準備手順です。
① 現場調査の段階で「境界線とカーポート」を確認する
足場を組む前の現場調査(現調)で、以下の点をプロの目で見極める必要があります。

- 敷地境界標の確認(どこからが隣の土地か)
- 隣家のカーポートのアクリル屋根や敷地内の植木(足場が干渉しないか)
もし隣家の車やカーポートに接触するリスクがある場合は、あらかじめ「カーポートのアクリル板を一時的に外す」「車に養生カバーをかけさせていただく」といった
提案を事前に行います。
② 着工の「1週間〜10日前」までに近隣挨拶を済ませる
挨拶のタイミングは工事直前では遅すぎます。
遅くとも着工の1週間前までに、以下の範囲へご挨拶に伺うのがマナーです。
- 挨拶の基本範囲: 向こう三軒両隣(特に隣接する左右・裏の家は必須)
- 持参するもの: タオルや洗剤などの挨拶品(500円〜1,000円程度)+工事工程表
③ 業者任せにせず、施主様も一緒に一声かける
施主様ご自身も「今度足場を組んで外壁塗装をすることになりました。ご迷惑をおかけします」と一言添えていただくだけで、お隣様の受け止め方がガラリと変わります。
優良な塗装・足場業者であれば必ず近隣挨拶に回ります。
プロの足場屋が現場で行っている「ご近所配慮」の現場裏知識

信頼できる足場業者は、作業中も以下のような配慮を徹底しています。
- 朝の作業開始時間の遵守: 早朝から大音量を立てず、規定の時間(8:00〜8:30以降など)から作業を開始する。
- トラックの駐車位置への配慮: 隣家の車の出し入れや通行の妨げにならない位置へ搬入車両を停める。
出入りのある時は速やかにトラックを移動する。 - 職人のマナー教育: 隣家の敷地内でタバコを吸わない、大声で私話をしない、泥のついた靴で境界を汚さない。
【FAQ】足場と近隣トラブルに関するよくある質問
Q1. 隣の家の方から「うちの敷地に足場を入れるな」と拒否されたらどうすればいいですか?
A. 決して感情的にならず、施工業者から丁寧な説明と安全対策を提示してもらってください。
過去に別の工事で嫌な思いをされた経験がある場合が多いです。養生方法や補償制度(保険)についてプロから説明し、ご理解をいただくアプローチを行います。
Q2. 工事中に隣の家のものを壊してしまった場合、補償はどうなりますか?
A. 業者が加入している「請負業者賠償責任保険」で100%補償されます。
万が一、足場部材が当たって隣家のカーポートや外壁を傷つけてしまった場合でも、施主様に自己負担が発生することはありません。
契約前に業者が保険に加入しているか必ず確認しましょう。
まとめ:丁寧な挨拶とプロの足場技術で、近隣トラブルは完全に防げます!
外壁塗装やリフォームの足場工事において、お隣様への配慮は「工事の質」そのものです。
狭い敷地であっても、25年の経験を持つプロの足場屋であれば、お隣様の敷地や生活に影響を与えない最適な組み方を設計できます。
大切なのは、
「現場調査での細かい事前確認」と「早めのご挨拶」
ご不安な点があれば、現場調査の際に何でもご相談してください!
ご安全に!


















