【現役役員解説】新築の足場はいつからいつまで?上棟・傷・見積もり費用など施主の疑問を完全回答

「新築の足場って、家を建てるどのタイミングで組まれるの?」
「上棟式(棟上げ)の時には、もう足場は完成しているの?」
「せっかくの新築なのに、足場を組む・解体する時に傷をつけられないか不安…」
マイホームの新築工事が始まると、現場にそびえ立つ大きな足場を見てワクワクすると同時に、様々な疑問や不安が湧いてくるものですよね。
塗り替え(リフォーム)とは違い、新築工事における足場は「家をゼロから組み上げるための最重要インフラ」です。
結論!
新築の足場は「上棟(木工事開始)の直前」に組まれ、外壁工事が完了した「竣工直前」に外されます。
こんにちは・こんばんわ!
「足場屋とうちゃん」こと、1級とび技能士・現役役員です。
今回は、新築一戸建てを建てる施主様が直面する
「足場の疑問と不安」について、現場のプロが分かりやすくお答えします!
新築工事の足場は「いつからいつまで」組まれる?
スケジュールの全貌

注文住宅や分譲住宅の場合、約3〜4ヶ月の工期のうち、足場が設置されている期間はおよそ1.5ヶ月〜2ヶ月程度です。
【新築工事の足場スケジュール】
① 基礎工事完了
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②【足場組立て】(上棟の1〜2日前)★ここからスタート!
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③ 上棟(柱・屋根の骨組み立ち上げ)
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④ 屋根工事・外壁工事・防水工事
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⑤ 外壁検査・防水点検
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⑥【足場解体・撤去】(引き渡しの約2〜3週間前)★ここで撤去!
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⑦ 内装仕上げ・外構工事・竣工引き渡し
上棟式(棟上げ)の時には足場が組まれているのが正解!
「上棟式の日に大工さんが屋根の上に登るけれど、足場はあるの?」という質問をよくいただきますが、上棟の1〜2日前に先行足場をあらかじめ組んでおくのが標準(安全基準)です。
足場があることで、高所での柱の組み立てや屋根作業を安全かつスピーディーに行うことができます。
ハウスメーカーの見積もりにある「仮設足場工事費」の適正相場

新築の見積書(資金計画書)を開くと、「仮設工事費」の中に「足場工事」という項目が入っています。
新築一戸建ての足場費用相場目安
| 坪数 | 足場仮設面積目安 | 新築の足場費用相場(飛散ネット込) |
| 30坪(2階建て) | 約195㎡ | 18万円〜25万円 |
| 40坪(2階建て) | 約260㎡ | 25万円〜32万円 |
| 50坪(3階建て) | 約325㎡ | 35万円〜45万円(※3階建ては高所補正あり) |
※新築の場合、資材の搬入や大工・屋根屋・外壁屋(サイディング屋)など多様な職人が長期間使用するため、安全性の高い「クサビ式足場」が基本となります。
「せっかくの新築に傷がつかない?」現場で行うプロの保護対策

施主様が一番心配されるのが、「出来上がったばかりの新築の柱や外壁に、足場部材をぶつけられて傷がつかないか」という点です。
プロの足場屋は、新築現場において以下の事故防止策を徹底しています。
- 柱や基礎の養生: 搬入時に接触しやすい玄関柱や角部分や縦樋には、プラスチック段ボールやスポンジカバー等の養生材を巻きつけます。
- 「壁つなぎ」の配慮: 新築の外壁(サイディングやモルタル)に直接穴を開けられない場合は、専用の「狭小用アタッチメント」や窓枠固定具を使用して、新築の外壁を傷つけずに固定します。
ほとんどの新築には「壁つなぎ」をやらない事が多いです。「壁つなぎ」の変わりに壁当てを取り付けて倒壊防止するのが主流です。 - 解体時の2人体制徹底: 施工済みの美しい外壁に鉄パイプが当たらないよう、解体時は下で受ける職人と上で外す職人が声を掛け合いながら慎重に撤去します。
施主検査(完成前チェック)は「足場があるうち」に見せてもらえる?

家が完成に近づいた際に行われる「施主検査(竣工検査)」ですが、高所(2階の屋根や高い場所の外壁)は足場が解体されてしまうと近くで見ることができなくなります。
【プロのアドバイス】外壁屋さんが終わったタイミングで「写真共有」を依頼する
安全上の観点から、「施主様ご自身がヘルメットなしで足場に登ること」を禁止しているハウスメーカーや工務店がほとんどです。
法令で定められた安全帯、ヘルメットの着用は必要となる場合があります。
そのため、高所の仕上がりを確認したい場合は、「足場を外す前の外壁検査の際、高所部分(破風・樋・屋根)の写真や動画を撮って見せてほしい」と工務店の監督に伝えておきましょう。
信頼できる施工店であれば、足場があるうちに高所の詳細な施工写真や動画を撮影して見せてくれます。
【FAQ】新築の足場に関するよくある質問
Q1. 新築建築中に強い台風が来そうな場合、足場は大丈夫ですか?
A. 台風接近前には、メッシュシート(飛散防止ネット)を丸めて風の通り道を確保します。
シートを張ったままだと強風の風圧で足場や建築中の構造体に大きな負荷がかかるため、現場監督と足場屋が事前に「シート絞り(たたむ作業)」を行って風対策を徹底します。
Q2. 上棟式で「餅まき」や「見学」をする際、足場は危険じゃないですか?
A. 立ち入り禁止区域を設け、安全を確保した上で実施できます。
足場の周りにネットを張り、見学者やご家族が部材に足を引っ掛けないよう、現場監督が安全通路を確保して案内してくれますのでご安心ください。
Q3. 新築工事期間に、足場に上って屋根の状況を見ても平気ですか?
A.足場に上るときは、規定の安全帯、ヘルメットを着用して上ることが決められています。
あくまでも自己責任でおねがいします。
まとめ:新築の家は頑丈な足場があってこそ、理想の我が家が建つ!
新築一戸建ての建築において、足場は大工さんや屋根屋さん、塗装屋さん等たくさんの職人さんの方々が安全に施工し、高品質な家を造り上げるための「命綱」です。
どの職種の職人さんも、安全で尚且つ作業性の良い足場が求められます。
いつ組まれて?いつ外されるのか?傷に対する対策はどうなっているのかを知っておくだけで、新築工事中の不安は大幅に解消されますよね。
施工中の現場を見学される際は、ぜひ安全に配慮しながら、我が家が形作られていくプロセスを楽しんでくださいね!
自分の長年住む家ですので、どう作られていくのか過程を知っておくといいと思います。
ご安全に!


















