外壁塗装の足場の跡はなぜ残る?原因と補修方法を足場屋が解説

こんにちは・こんばんわ!足場屋とうちゃんです。
外壁塗装が終わってきれいになるはずだったのに!
足場を撤去したあとで小さな穴や傷、シミのような跡を見つけると不安になりますよね。
「これって施工不良?」「補修してもらえるの?」「時間が経っても大丈夫?」と気になる方も多いかなと思います。
外壁塗装の足場の跡は、壁つなぎやジャッキ跡、塗り残し、養生不足による汚れなど、いくつかの原因で発生します。
ただし!
正しく施工されていれば補修できるケースがほとんどですからご安心を!
ハイ!この記事では、実際に現場で足場工事をしてきたおれの経験も交えながら、外壁塗装で足場の跡が残る原因、補修方法、費用の目安、業者へ確認すべきポイントまで分かりやすく紹介します。
後悔しないためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 外壁塗装で足場の跡が残る原因
- 足場の跡が施工不良か判断するポイント
- 補修方法と費用の目安
- トラブルを防ぐための確認方法
外壁塗装で足場の跡が残る原因

足場屋とうちゃん
足場の跡といっても、すべて同じ原因ではありません。まずはどのような跡があり、なぜ発生するのかを知っておくことが大切です。原因が分かれば、業者へ確認すべき内容も見えてきますから。
どんな状態か

壁つなぎの写真・足場屋とうちゃん
「足場の跡」と聞くと傷だけをイメージするかもしれませんが、実際にはいくつかの種類があります。

「足場の跡」と聞くと傷だけをイメージするかもしれませんが、実際にはいくつかの種類があります。
- 壁つなぎを固定した穴
- ジャッキや支柱による圧迫跡
- 塗料やホコリが付着したシミ
- 塗膜が擦れてできた小さな傷
特に多いのが壁つなぎの穴。
足場は建物に固定しないと強風や荷重に耐えられません。足場と建物を固定しないと倒壊する恐れがある。そのため一定間隔で壁つなぎという金具を使用します。
鉄筋コンクリートやALCの工事完了後には穴を埋めて塗装し直しますが、この補修が不十分だと跡として残ってしまいます。
壁つなぎはあまり戸建てには使われません。なぜなら木造家屋に穴をあけると
それが原因で雨漏りになりやすいからです。
戸建てに使う壁つなぎの変わりに 壁当てがあります。
ほとんど戸建ての2階建てなら、この壁当てで倒壊を防ぎます。
建物4面に足場がかかっていることが条件。

↑が壁当て。建物に壁当てを当てて 揺れないようにする。
戸建ての「足場の跡」によくあるのが 壁当ての場所の当てが当たっていた場所の塗り残し。というのも壁を塗るときに壁当てを壁から離さないと塗れないですよね?
そのため壁から離して その場所を塗ります。すぐまた建物の壁に当ててしまうと跡が残ってしまうのです。なのでジャッキベースが外壁や下屋根に接触した場合は、小さな凹みや塗膜の剥がれが発生することもあります。
ですが、塗料が用意されていれば足場の解体時に塗ることで解決します。
足場跡は発生すること自体よりも、補修されずに引き渡されることが問題です。
残りやすい外壁

実は外壁の種類によっても跡の残りやすさは変わります
| 外壁材 | 跡の残りやすさ | 理由 |
|---|---|---|
| 窯業系サイディング | やや高い | 表面塗膜が傷つきやすい |
| モルタル | 高い | 壁つなぎ穴の補修が必要 |
| ALC | 高い | 防水性維持のため補修が重要 |
| 金属サイディング | 中程度 | へこみや傷が目立ちやすい |

おれが現場で特に気を使うのはALCやモルタルです。穴の補修が甘いと、見た目だけでなく雨水の侵入リスクも高くなる可能性があるからです
塗装だけでなく防水性能にも関わるため、見逃さないことが重要です。
施工不良なのか
ここは誤解されやすいポイントです!
足場を設置すること自体は正常な工事なので、壁つなぎ用の穴を開けることも珍しいことではありません。
しかし!
引き渡し時に穴や傷がそのまま残っている場合は話が変わります。
以下↓の状態は補修を依頼したほうがよいケースです。
- 穴がそのまま開いている
- 補修部分だけ色が大きく違う
- 塗膜が剥がれている
- 凹みや傷が目立つ
一般的には、工事完了時には足場跡も補修した状態で引き渡されます。そのため、明らかな補修漏れがあるなら施工業者へ相談しましょう。
足場工事を外注していたとしても、施主への責任は元請けとなる塗装業者が負うケースがほとんどです。ですからお金を払う所に相談してください。
跡を防ぐ施工方法

足場跡は、施工方法によってかなり防げます。
現場では次のような対策を徹底している会社ほど安心できます。
- ゴムマットや緩衝材を使用する
- 壁に接触する部分を養生する
- 壁つなぎ穴を適切にシーリング補修する
- 解体後に全体点検を実施する
特にゴムマットは地味ですが効果が大きいです。支柱が直接外壁や屋根に当たらないだけで、小さな傷を防げることが少なくありません。
また、塗装中は飛散防止シートを適切に張ることで、塗料やホコリによるシミも予防できます。
解体後の確認ポイント

足場が外れたら、その日のうちに建物全体を確認することをおすすめします。
- 壁つなぎの位置に穴が残っていないか
- 色ムラや塗り残しがないか
- 傷や凹みがないか
- シミや汚れが付着していないか
- 雨樋や付帯部も傷んでいないか
気になる場所があれば、スマートフォンで写真を撮っておくと安心です。
補修をお願いするときにも状況を伝えやすくなります。
また、もし業者との話し合いで判断に迷う場合は、必要に応じて住宅相談窓口や消費生活センターなどへ相談する方法もあります。
最終的な判断は専門家にご相談ください。
外壁塗装で足場の跡を防ぐ対策!
ここからは、もし足場の跡を見つけてしまった場合の対処法や、補修費用、業者への伝え方について解説します。
現場では早めに対応するほど補修もしやすくなりますし、引き渡し後だからと諦めずに落ち着いて確認していきましょう。
跡を見つけた時の対処法
足場の跡を発見したら、まず慌てて自分で補修しないことが大切です。

足場の跡を発見したら、まず慌てて自分で補修しないことが大切。
「小さい傷だから自分で塗ればいいかな」と思う方もいますが、補修してしまうと工事後にできた傷なのか、自分で補修した跡なのか判断しづらくなる場合があります。
おれがおすすめする手順はこちら↓です。
- 傷や穴を見つけたら写真を撮る
- できれば複数の角度から撮影する
- 気付いた日付を記録しておく
- 工事を依頼した業者へ早めに連絡する
- 現地確認の日程を調整する
特に壁つなぎ跡は、雨水が入り込む前に補修することが重要です。
補修内容としては、穴の大きさや外壁材に合わせてシーリング材やモルタルで埋め、その上から同じ塗料でタッチアップを行うケースが一般的です。
ジャッキによる圧迫跡や擦り傷であれば、パテで下地を整えてから再塗装を行うこともあります。
補修後は色やツヤが周囲となじんでいるかも確認しましょう。
光の当たり方によって見え方が変わるため、晴れの日と曇りの日の両方で確認すると安心です。
補修は無償対応になるのか

みなさんが気になる。「補修費用は誰が負担するの?」という質問です。
基本的には、工事中に発生した足場跡であれば施工業者が補修するケースがほとんどです。
工事完了後の引き渡しでは、外壁を元の状態に戻したうえで引き渡すことが前提となるため、足場跡が残っているなら補修対象になる可能性があります。
| ケース | 一般的な対応 |
|---|---|
| 壁つなぎ穴の補修漏れ | 無償補修になることが多い |
| 足場で付いた傷 | 無償補修になることが多い |
| 経年劣化による傷み | 補修対象外の場合もある |
| 施主による破損 | 有償になる場合がある |
一方で、工事とは関係のない経年劣化や自然災害による傷みまで無償になるとは限りません。
また、補修範囲が広く、高所作業のために足場を再設置する必要がある場合は費用の考え方も変わることがあります。
契約内容や保証書の内容を確認してから話し合うことが大切です。
出来れば作業中に気になる場所があるときは、すぐに質問したほうがいいです。
業者へ連絡する際の注意点
業者へ連絡するときは、感情的にならず事実を伝えることが一番です。

業者へ連絡するときは、感情的にならず事実を伝えることが一番です。
例えば、「壁つなぎがあった場所に穴が残っています」「足場を外したあとに傷を見つけました」と具体的に伝えるだけでも状況は十分に伝わります。
連絡時に伝えたい内容
- 工事完了日
- 傷を見つけた日
- 場所
- 写真
- 気になる点
現場確認をしてもらい、その場で補修方法や日程を相談しましょう。
もし話し合いが進まない場合は、一人で悩まず住宅相談窓口や消費生活センターへ相談する方法もあります。
リフォーム瑕疵保険に加入している業者なら、制度を利用できる場合もありますので確認してみてください。
出来れば契約時に 瑕疵保険等も話合っとくと安心ですよね。
足場の跡以外の施工後トラブル
実際の現場では、足場跡以外にも気を付けたいポイントがあります。
- 塗り残し
- 色ムラ
- 塗料の飛散
- 雨樋やサッシの傷
- シーリングの打ち忘れ
- 養生テープ跡
外壁だけでなく、雨樋やエアコン配管、ベランダ、土間コンクリートなども確認すると安心です。
特に塗料の飛散は乾燥すると落ちにくくなるため、気付いたら早めに相談しましょう。
おれ自身も足場を解体しながら、建物を一周して細かく確認しています。
最後の確認を丁寧に行う業者ほど、施工品質への意識も高いと感じます。
外壁塗装の足場の跡で後悔しないためのまとめ
外壁塗装で足場の跡が残る原因は、壁つなぎの穴、ジャッキによる圧迫、養生不足、補修漏れなどさまざまです。
しかし!
適切な施工と最終点検が行われていれば、多くの足場跡はきれいに補修できます。
この記事のポイントをまとめます。
- 足場跡には穴・傷・シミなど複数の種類がある
- 壁つなぎ跡は適切な補修で目立たなくできる
- 解体後は必ず建物全体を確認する
- 気付いたら写真を撮って早めに業者へ相談する
- 契約内容や保証内容も確認しておくと安心
外壁塗装は決して安い買い物ではありません。
だからこそ、工事が終わったあとも遠慮せず気になる点は確認してください。
小さな足場跡でも、そのまま放置すると雨水の侵入や外壁の劣化につながる場合があります。早めの確認と補修が、住まいを長持ちさせるコツですよ。
なお、制度や保証内容は契約内容や施工会社によって異なる場合があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
また、補修方法や保証の適用について迷った場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。
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